北京グリッド

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場所
Beijing, China
2012
クライエント
本田技研工業株式会社, Honda Motor Co.
チーム
Principal Architect: Keiichiro Sako
Interior Design
SAKO Architects

自車の優位性をアピールする場であるモーターショーは、他社のブースとの差異化を追求しあう場でもあり、百花絢爛の様相を呈する。
「白」を基調としてきたHONDAのブースデザインに、未来を想起させる「輝くグリッド」を付加した。白い「面」に白い「線」が相まり、HONDAの「白」は美しくアップグレードされた。HONDAの赤いロゴはより際立ち、展示車両をより良く見せる背景としても機能している。この新しい「白」は他社のブースとの差異化という点において十分な効果をもたらした。
新車のプレゼンテーションのための演出は、モーターショーにおいて最も重要とされている。ここでの数分間の映像は世界中に流され、新車の宣材として大きな意味を持つからである。
我々は「ビックリ箱」というコンセプトで観衆に期待を抱かせ、新車お披露目のインパクトを高めようと考えた。プレゼンテーションが佳境を迎えたタイミングでスクリーンの壁から2つのボックスが突き出るように現れ、それが開くと新車がお披露目されるという演出である。バックヤードから数人の男たちがボックスごと押し出すという人力の「スライドアウト」は、表舞台では魔法のような「スライドイン」となり、インパクトのある演出として成功を収めた。

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